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ドラゴンへの道

最後のブルース・リー!!とのキャッチコピーが泣かせた本作は、

リー自身のプロダクション「協和」の第1回製作映画だ。

 香港映画初のローマ・ロケ敢行作品。

 監督、脚本、武術指導、音楽、そして主演とフル回転するリーの役柄は唐龍という香港から来た純朴青年。ノラ・ミャオ扮するレストラン経営者を、悪漢達から守るべく颯爽とやって来た唐龍だったが、最初はドジばかり。だが、実は唐龍こそ想像を絶する功夫の達人だったのだ!「中国功夫こそ・・・最高の武術だ!」。執拗にレストラン売却を迫る悪ボス手下相手に唐龍のダブルヌンチャクが、棒術が唸りをあげる!。

 クライマックスのコロシアムで展開される唐龍とクーダ(チャック・ノリス)の延々十数分に渡っての決闘シーンは間違いなく今世紀最高のクンフーファイトといっても過言ではなく、リーの魅力の全てが詰まっている作品と断言する。