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ドラゴン怒りの鉄拳

最高傑作の呼び声も高い2作目

ここから怪鳥音が始まり

ヌンチャクも使用エンディングでは誰もが涙

  リーの最高傑作との声が高い本作は、現在まで無数に製作された功夫片の中に於いても必ずや10本の指に入る名作の名作である!恩師、霍元甲の葬儀に駆けつけた陳眞(リー)の半狂乱の感溢れる雄叫びに続きボン!ボン!と悲壮感溢れる男女のコーラスで奏でられたタイトルバックは実に秀逸だ。

 実話を基にした本作、物語は当時迷走する中国人に対して叩き着かれた「東亜病夫」なる悔蔑的な言葉の登場によって最高潮を迎え、陳眞の日本人道場への単身殴り込みへと繫がる。リーは、ここで初めて怪鳥音ヌンチャクを披露している。

 恩師に死の真相を追究する陳眞は恋人・麗児と束の間の安らぎの時を過ごす。ここでリーとノラ・ミャオの美しいキスシーンは、リー生涯唯一であり印象的だ。

 破滅への道を爆走する陳眞。ロシア人ボクサー(ボブ・ベイカー)、恩師暗殺の首謀者・鈴木(橋本力)を壮絶な戦いの末に倒した彼を待っていたのは・・・日本人たちの銃口だった!自らの命と引き換えに精武門を救う事を決意した陳眞は!・・・問答無用の必見作。